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代表取締役 間瀬 祐加吏
HP http://www.khepris-japan.com/

会社名 株式会社Khepris Japan
住所 〒550-0011 大阪市西区阿波座1-9-21 ACDC 2F
電話番号 06-6567-9757
代表者名 間瀬 祐加吏
設立 2013年12月
事業内容 レンダーファームのレンタル、レンダリングサービス、レンダリングアシスタンス

日本唯一のレンダーファーム事業会社

アニメや映画、CM、テレビ番組などで欠かせないCG動画。近年は医療や建築などの分野でも活用されつつあります。この3DCGをはじめとしたCG動画などを作成する上で不可欠なのが、レンダリングという工程。株式会社Khepris Japanは、レンダリングに必要なレンダーファームと呼ばれる機器のレンタル事業に加えて、レンダリング作業を請け負う事業を行っている。

「レンダリングの工程では、非常に高価でパワーのあるコンピュータが必要となります。CG動画などに関わる多くの日本企業は、高価な機器を資産として環境整備するか、家庭用PCを大量にレンタルしてセットアップするか、中国やヨーロッパに外注するかのどれかを選択するしかありませんでした。そこで私たちは新たな選択肢を提供するべく、この事業を始めることにしました」
と語るのは、代表取締役の間瀬祐加吏氏。Khepris Japanは、世界的にも珍しいレンダリングに最適化されたコンピュータユニット『レンダーファーム』をレンタルする日本唯一の企業だ。レンダーファーム事業については、パートナーのジャック・ルシェル氏がフランスで同様の事業を行っており、2013年に来日した際には間瀬氏とともに事業ターゲットとなる複数の企業にヒアリングを行い、1年ほどかけて日本の事業を立ち上げる予定だった。

「実際にヒアリングを実施してみると、見積依頼や仕事を依頼したいという話があり、すぐに受注体制を整える必要が出てきました。そのため、会社設立も早急に行う必要がありました」

じっくり起業準備の予定が、急きょ会社設立へ

KJ2急きょ法人化の必要が生まれた間瀬氏。だが、会社設立をFirstStepに依頼することは以前から決めていたそうだ。
「私たちが資本参加していた知人の会社が、FirstStepで会社設立していました。その会社による主催イベントを見に来てくれていたと聞き、そのサポート力に感心していたんです」

実際にFirstStepのスタッフと会って話をした時も、同様のサポート力を感じた。
「ていねいな対応や小さな会社をサポートしようという心意気があふれていたんです。それで自分たちが起業する時にはお願いしようと決めていました。なぜなら、小さな会社にとって、ていねいにサポートしてくれるかどうかは事業の成否を左右しかねません。新しく小さな会社は、新しい課題や問題にぶつかるのが日常茶飯事。ましてや、私達は海外から日本へ展開する際の助言なども必要としていました。そうした点を広くサポートしてくれる会計事務所は、会社の成長に必須だと思います。そういった点からも、私たちはFirstStepにとても満足しています」

日本唯一の事業に挑戦する間瀬氏が、ビジネスに取り組む上で大切にしていることについてたずねると、『IT業界におり、ネット上で全てのビジネスができる時代ですが、あえて人の存在が感じられるサービスを意識しています』という答えが返ってきた。
「3DCG制作チームの一員であることを意識して仕事に取り組みます。海賊版ではなく正規版ソフトウェアを使用するのはもちろんのこと、前工程や後工程のメンバーが仕事しやすいように配慮します。さらに、作業前には必ずデータチェックなどを行って報告するなど、杓子定規な対応ではなく、常にクライアントの立場に立った対応を心掛けています」

将来はレンダリングやCGに関する情報発信も

KJ3フランスでも起業経験があり、日本国内で新たな市場の創造に取り組む間瀬氏。これから起業しようとする人が成功するには、何を大切にするべきなのだろうか。
「ビジネスプラン、特にファイナンシャルプランをきちんと立てることが重要だと思います。ファイナンシャルプランを立てるということは、必要資金、販売価格、売上、収益構造など、事業全体を数字の面から客観的に見ることになります。それは経営判断の材料になりますし、事業成功の確率を確実に高めると思います」

最後に、今後の展開についてお話をうかがった。
「これから4K、8Kと画像技術が向上すると、さらにレンダリングに必要なマシンパワーやコスト、時間が大きくなります。実際に、大手テレビ局でもCGのレンダリング時間に頭を悩ませ始めているぐらいですからね。だからこそ、顔の見える関係が必要であり、安心してご依頼いただける体制を作らねばならないと思っています」

また、CG業界を活性化させる新たな取り組みも進行中だ。
「Webサイトを通じたコンテンツや日本国内でのイベントなど、レンダリングやCGに関する情報発信に取り組む予定です。加えて、CG制作に関するソフトウェアやツール開発、さらにはレンダリングタイム短縮や低コスト化の技術サポートなどにも取り組んでいきたいです」

担当者より

株式会社Khepris Japan様のオフィスに初めてお伺いした際、レンダリングの過程を見せていただき、平面だった動画があっという間に臨場感のある3D動画になり驚きました。
「他にもこんなことができるよ!」と本当に魅力的に説明してくれるジャックさんと間瀬さんを見ていると、お2人の力になりたいと強く思ったことを覚えています。自社でレンダーファームを持つことは、日本では他にないという強みがある一方で、高額な設備投資を伴うので、数字面で安心していただくことを心がけ、会計・税務その他の面でしっかりサポートさせていただこうと思います。(元村 仁美)