gs01
代表取締役 菅 繁伸
HP http://geosensor.co.jp/

会社名 ジオセンサー株式会社
住所 〒533-0031 大阪市東淀川区西淡路1-3-26 弥生新大阪第一ビル5F
電話番号 06-6326-7108
代表者名 菅 繁伸
設立 2008年8月
事業内容 砂防調査、防災調査、土砂災害防止法調査、測量業務、その他

部下を路頭に迷わすことはできないと起業を決断

土石流や急傾斜地調査、地すべり調査などの砂防調査、各種危険箇所点検調査、防災カルテ作成などの防災調査、地形測量などの測量業務などを行うジオセンサー株式会社。代表取締役の菅繁伸氏は、起業以前もこうした建設コンサルタント業界で働いていた。
「私の勤めていた会社は建設コンサルタントの中で、調査に強い会社でした。当時は大阪をはじめとした関西圏の営業活動を担当した後、大阪営業所の立ち上げに関わり、営業所の実質的な責任者として部下とともに仕事をしていました」

大阪営業所は菅氏を中心に一致団結して仕事に励んでいたが、ある日想定外のことが発生する。
「突然会社の東京支店に呼び出され、倒産すると聞かされたんです。まったくの寝耳に水で、最初に頭によぎったのは、大阪営業所のメンバーのことでした」

すぐに大阪に戻り、部下たちに会社が倒産することを伝えた菅氏。この時、菅氏の頭の中は将来のことで一杯だった。
「自分のことより、まず部下のみんなを路頭に迷わせるようなことだけはできない、どうすればそれを回避できるか考えました。でも与えられた時間はわずか。その限られた時間の中で、起業して部下たちを雇用するというアイディアが浮かびました。部下に提案したところ、みんな快くついてきてくれるという返事をもらい、起業が決まりました」

お客さまに説明すると、多くのお客さまが新しい菅氏の会社に協力するとし、起業に向かって一気に始動した。

「誠実であること」が信頼や満足につながる

geo2 業界的、社会的信用も考慮して、最初から株式会社にすることは決めていたと語る菅氏。だが、この段階では起業に関する知識はほぼゼロに等しかった。
「起業に関する書籍を読み、会社設立の手続きが煩雑なことを知りました。これは自分で手続きしている時間はないな、と。ならばプロにお願いしようと考え、インターネットで検索して見つけたのがFirstStepでした。設立費用が安かったのと、会社設立した後もそのまま中央会計さんが、会社のお金に関する部分を見てもらえる点が決め手になりました」

プロに依頼すると、ほぼお任せで会社設立できたことに驚いた。
「本当に直接会って打ち合わせたのは一回だけで、気がつけば会社ができていました(笑)。会社設立準備の時期は、なにかと経営者がやるべきことが多いので助かりました」

そんな菅氏が、仕事に取り組む上で最も大切にしているのが「誠実であること」だ。
「私たちの業界の仕事、特に技術系社員の仕事は誠実さが求められます。社員には、何に対しても、誰に対しても誠実であって欲しいとお願いしています。必要最低限のことがきちんとできてこそ、信頼や満足が生まれるのですから」

経営者は常に学ぶ姿勢が必要

geo3勤めていた会社が倒産したことで起業を決断し、経営者として奮闘する菅氏に、これから起業しようとする人にアドバイスをお願いした。
「何事もある程度走っておかないとダメだと思います。そのために経営者は常に勉強が必要。私自身、労務関係や税務に関して最低限のことを知っておこうと勉強を重ねてきました。最低限の知識を知ろうとする『学びの姿勢』がないと会社経営は難しいと思います」

また、常にクライアントとの信頼関係を大切にすることも必要だ、と。
「本当に何がクライアントのためになるのかを考え、ちょっとした先回りや気遣いをする。その積み重ねが、満足や信頼につながる。一つ良いことをしただけでは信頼や満足につながらない、ということを肝に銘じておく必要があります」

最後に今後の展開について話をうかがった。
「現在取り組ませていただいている業務の技術を関連業務に広げていきたい。建設コンサルタント業務の中で、私たちが手を付けられていない仕事がはまだたくさんあります。まずはその部分を担えるように力を蓄えていきたい。そのためにも徐々に仲間を増やしていきたいと思っています」

担当者より

社長と初めてお会いした際、今期の計画及び決算予測を立てさせていただきましたが、私が金額をお伝えするなり、「税額はこのくらい!?」とおっしゃられ、数字に強い方だなと感じたことを思い出します。
常に計画を立て、社員への気配りも考えておられる菅社長様。現場の範囲が広く、北から南まで日本を駆け回り多忙な日々をお過ごしですが、会計・税務のことはお任せください。
少しでもお役に立つことができるようサポートして参ります。
今後ともよろしくお願いします。(加川 広大)