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代表取締役 野口 清一
HP http://www8.ocn.ne.jp/~zenden/

会社名 株式会社善伝舎
住所 〒557-0042 大阪市西成区岸里東1-25-8
電話番号 0120-370-608
代表者名 野口 清一
事業内容 内装・解体工事、住宅改修、ハウスクリーニング、不用品・廃品回収

起業は人生最後の勝負!

マンションや店舗の内装リフォームなどを行う株式会社善伝舎。長らくこの業界で働いた上で独立開業するケースが多い中、代表取締役の野口清一氏は酒類販売というまったく異なる業界から転身して起業した。起業前は、飲食店に酒類販売の仕事で誰にも負けない自負を持って仕事をしていたが、その会社を退社することに。
「新しい仕事では『できあがったモノではなく、自分たちで作ったモノを売る仕事をしよう』と考えました。でも私は売ることしかできません。ましてや会社を辞めるまで、起業を考えたこともなかった。これからのことを考えても、何も浮かばなかったぐらいです」

しかし野口氏の周囲には、大工や電気工事技師、内装屋といった職人の知人がたくさんおり、彼らが「内装リフォームの仕事をやってみれば?」と声を掛けてくれた。
「私自身、酒類販売を通じてどんなお店が繁盛するかを見てきました。その経験が少しは役に立つのではないかと思い『やってみよう!』と」

しかし、内装リフォーム業の経験はゼロ。内装や建築に関する知識や経験がまったくない中での起業に不安はなかったのだろうか。
「この起業が人生で最後の勝負だと思えば、なんだってできますよ(笑)。それに、解らないことを素直に聞いて教えを請えるのが私の特徴。周囲の人々に教えてもらいながら仕事に取り組み、業界の慣習や仕事の流れを学んでいきました」

自分が存在するのは誰かが助けてくれるおかげ

zen2起業にあたって、法人化は野口氏にとって必須だった。
「せっかく起業するなら、会社を大きくすることを目指そうと考えました。その第一歩が株式会社にすること。でも、どうすれば会社を作れるか全然知りませんでした。そんな時、FirstStepのことを知ったんです」

FirstStepのことは知人が教えてくれた。安い費用で株式会社設立を手伝ってくれるところがある、と聞いてすぐに電話し、事務所訪問のアポイントを設定した。
「実は、訪問する前からFirstStepに依頼することはほぼ決めていました。他社と比べる時間がもったいないですし、FirstStepは会社設立のプロ。こちらは教えてもらう立場ですから、費用面で問題がなければ言われたことを素直に受け入れて依頼しようと決めていました。結果的に依頼して大満足ですよ。今では毎月の経理も見てもらっており、とても信頼しています」

業界未経験で起業しながらも事業を軌道に乗せた野口氏に、仕事をする上で大切にしていることをたずねた。
「やはり『人』がすべて。自分ができないことを助けてくれる人がいるから今の自分が存在する。助けてくれる人を増やすには、嘘をついたり裏切ったりしないことです」

さらに『小さなことや嫌なことはすぐに忘れる』ことも大切にしている。
「嫌なことって、覚えていても悔しいだけで前に進めない。前に進むには、嫌なことを忘れて前を向くことが大切。そうすれば、本当に困った時には必ず誰かが助けてくれる。今まさに、それを実感しているところです(笑)」

『日々勉強』を胸に前進する!

zen3内装リフォームのように、自分たちで価格を決め、形のないところから作り上げたモノに対するお客様からの「ありがとう」は、本当に特別なものだと語る野口氏。これから起業する人が大切にすべきことは何かたずねた。
「人間はいざとなれば何でもできるということと、人の出会いは一期一会であること。このふたつこそ、私が今もこうしてリフォーム関連の仕事ができている理由です。特に今の仕事は、すべてが人と人の信頼と信用で成り立っている世界だから絶対に裏切れないし、人間味に満ちた素晴らしい仕事だと思っています」

起業以来、知人やご縁のある人からの依頼が、日々舞い込んでくる。
「私は本当に人に恵まれているんです。だからこそ『日々勉強』の気持ちを忘れずに前に進み続けたい」

最後に、今後の展開について話をうかがった。
「しっかりと事業を継続していきたい。この仕事は、必要な免許や許可証の取得に一定期間の会社存続が必要なケースも少なくありません。いずれは建築全般を請け負ったり、空間デザインを手掛けた店の中から人気店を生み出したいですね」

担当者より

野口社長とは創業当初からお付き合いさせていただいていますが、明るい人柄で人を惹きつける方という印象は今でも変わりません。
わからないことでも投げ出さずに常に食らいつけるように努力を重ねておられる野口社長は、お会いするたびに益々素敵になられています。
私も勉強を重ねて野口社長をサポートさせていただきますので、末永くお付き合いをさせていただければ幸いです。(中谷 洸太)