代表 澤 克弥
HP https://www.hair-in.net/
Instagram https://www.instagram.com/hair_in.0620/

会社名 hair in
住所 〒534-0014 大阪市都島区都島北通1-5-14
電話番号 06-6921-2877
代表者名 澤 克弥
事業内容 美容室の運営

『30歳までに独立』という目標を実現

大阪メトロ・都島駅からほど近い場所にある美容室『hair in』。くつろぎながら自然体で過ごせるヘアサロンをイメージして、代表の澤克弥氏がオープンした。澤氏はもともと叔母が美容師をしており、子どもの頃はずっと叔母にカットしてもらっていたそうだ。
「中学生ぐらいの時、叔母が美容師の仕事について教えてくれたんです。叔母は26歳で自分の店を持ち、美容師として活躍していた。私も中学生ながらファッションに興味を持つようになると、時を同じくして『カリスマ美容師』のブームが巻き起こり、私にとっては美容師が憧れの職業になりました」

高校卒業後、澤氏は専門学校に入学して美容師をめざし、卒業後は美容室に就職。美容師としてのキャリアを積んでいった。
「26歳で店長となりましたが、実は美容師になる前から30歳までに独立したいと考えていました。結果的に、ちょうど30歳で『hair in』をオープンすることができたので、なんとか間に合ったという感じでしたね(笑)」

30歳までに独立する目標はあったものの、実際に独立に向けた準備を始めたのは28歳頃から。
「資金を貯めはじめたり、経営を学びながらオープンの準備をすすめていきました。当時は『うまく経営できるか』といった経営面やマネジメント面の不安が大きかったのを覚えています」

技術力に加えて“接客力”が満足度に影響

中央会計はお付き合いのあった社会保険労務士から紹介してもらった。
「とにかく数字が苦手で……。オープンしてすぐ、美容師としてお客さまに全力で接客するには、数字の部分はプロの力を借りる必要があると感じ、税理士と契約しようと決めました」

中央会計を選んで良かったと語る澤氏。数字を見てもらう以外の部分でも助けてもらっているという。
「個人的に生命保険選びの相談に乗ってもらったこともあります。レスポンスも早いし、なにより世代が近いので話しやすい。その上、説明がわかりやすいんです。前職時代にお付き合いがあった税理士の方は、わからないから質問しているのに、難しく説明されて結局わからないまま終わることも少なくなかった(笑)」

仕事上で大切にしていることをうかがうと「お客さまが話しやすい雰囲気を作りあげること」という答えが返ってきた。
「お客さまとのコミュニケーションをいかに最適化するか。過ごす時間をいかに快適にするかに心血を注ぎます。入店時の雰囲気や他のスタッフとの何気ない会話なども可能な限り観察し、自分が接客するまでにお客さまの状況を最大限に把握する。そうすることで、施術時には最適な接客ができるよう努力しています」

美容師は職人気質ではいけない、サービス業の意識が必要だという。
「いくらカットやパーマの技術を極めても、接客がダメだとお客さまはリピートしてくれません。求める髪型に仕上げる技術はあって当たり前。プラスアルファの気配りが満足度につながると思います」

何でも自分でやろうとすると、良い結果は得られない

続いて、これから起業しようとする人へのアドバイスをお願いした。
「お金の勉強をしておくことでしょうか。特に美容師は、店舗を経営的な視点から見る機会は少ないですから。しかし、あまりにもお金にシビアになりすぎると、それがプレッシャーになって本業が疎かになる。経費はお客さまに快適に過ごしていただくため適切に使い、残りの利益はスタッフに還元する、ぐらいの意識がちょうど良い気がします」

美容師としても経営者としても、しんどいばかりでは独立した意味がない、と語る澤氏。
「だからこそプロの視点でお金の出入りを見てもらい、アドバイスに従ってアクションすることが大事。何でも自分でやろうとすると浅い知識で縛られてしまい、良い結果は出ない気がします」

最後に今後の展開についてうかがった。
「まずは2店舗目を出すのが目標です。そのためにも、どう人を採用して育てていくかが、今後の課題でもあります。良い店づくりも最後は人。良い人材を増やすことで店舗も増やせるし、法人化も実現できる。スタッフが長く働き続けたくなる環境を備えた組織づくりを追求していきます」

担当者より

お店の開放的な空間とさわやかな雰囲気に、澤さんの人柄があふれています。お客様が集まる理由はここにあります!
穏やかな表情と柔らかな口調の澤さん。私とは対照的ですが、同い年なので個人的にもすごく応援する気持ちと、負けてられない、という思いがあります。
今後も、澤さんが苦手とおっしゃる数字の面からサポートさせていただければと思います。(浜口 隆宏)