株式会社ウェルバランス 岡崎 司郎氏
代表取締役 岡崎 司郎
HP http://wellbalance.co.jp
Facebook http://www.facebook.com/shiro.okazaki

会社名 株式会社ウェルバランス
住所 〒558-0054 大阪市住吉区帝塚山東1-3-36-B102
電話番号 06-6673-0803
代表者名 岡崎 司郎
設立 2010年10月
事業内容 初心者の方・シニアの方のためのパソコン教室、赤ちゃんとヨーガ

「少子高齢化時代」の到来を意識して起業

株式会社ウェルバランスは、シニア向けのパソコン教室を主体に、赤ちゃんが生まれたばかりの女性を対象とするヨガ教室を運営している。代表取締役の岡崎氏に事業のコンセプトをたずねた。
「キーワードは『少子高齢化』です。シニアの方が元気に暮らせる社会を作るお手伝いがしたい、ヨガ教室は、“産後うつ”などが新たな社会問題としてクローズアップされる中で、楽しく子育てをしていただくために何かお手伝いできないか、という想いで始めました」

パソコン教室は、すでに2教室目がオープンしたという。
「我々の教室は少人数制で、シニアの方が趣味でパソコンを使うためのカリキュラムを充実させています。特徴は、とにかくゆっくりやっていただくこと。もちろん、WordやExcelを教えるのですが、アートワークや文字修飾の機能でカードや作品を作るといった、趣味性の高い内容の授業が多いですね。学ぶ以上に楽しんでもらうことをメインにしています」

「一人でも多くの人を元気にする」仕事をしたかった

ウェルバランス 授業風景岡崎氏は前職の大手鉄鋼会社でエンジニアとして働いていた。仕事で世界中を飛び回り、充実感ややりがいも感じていたという。それでも“自分の人生、このままサラリーマンとして働いていていいのか”と、常に自問自答していたという。
「どう生きるのが自分が死ぬ時にいい人生だったと思えるか、なんてことを考えていました。そうしてたどり着いたのが“自分がしたことで周囲の人が喜んでくれれば、それが自分自身の幸せになる”ということでした」

“他人を幸せにする仕事”を探す日々の中で出会ったのがパソコン教室だった。
「前職の延長の仕事で起業することも考えましたが、地域の人を元気にするビジネスをやりたいという想いがありました。比較的リスクが低いビジネスを探していて、パソコン教室に出会ったんです。小さい教室から始めれば初期費用も少なくて済む上に地域密着型。すぐにこの事業をやろうと決めました」

幸運なことに、すでにパソコン教室を始めている経営者のグループとインターネットで出会い、様々なノウハウを学べたのも、立ち上げ時の成功に大きく繋がった。
「彼らに出会って、自分が考えていた考え方と違う点がたくさんありました。せっかく起業したので自分の思い通りにやりたかったんですが、自分の思い込みを全部捨ててノウハウ通りにやることにしたんです。するとやっぱりそっちの方がうまくいくんですよ。先輩経営者のアドバイスは真摯に耳を傾けた方が良いと思いますね」

誰かの役に立つために会社は存在する

ウェルバランス教室FirstStepとの出会いは、同業の先輩経営者の紹介だった。
「法人化するタイミングで、紹介していただいていたFirstStepさんにお願いしました。紹介で安心できたのも大きな理由なのですが、加えて契約前に一度セミナーに参加させていただく機会があって、そこで的確なアドバイスを数多くいただけたことも大きな理由です。また、税務以外にもソーシャルメディアなど、最新の情報を提供していただけるのも助かっています」

これから起業しようとする人にメッセージをお願いした。
「自分の会社が世の中の役に立つと思うなら、それを信じて突き進むことです。会社とはそういうものだと思うんです。誰かの役に立つ会社であれば、必ず存在し続けますから」

そんな岡崎氏も起業するかどうか、3年も迷ったという。
「迷った3年という時間は、必要な時間だったと思います。その3年間に会社でもいい経験をさせてもらったので。この3年間で会社から学んだことが今に生きています。この3年がなければ、少子高齢化に気づいて、今の業態で起業していなかったでしょうね。これからも高齢化はますます進んでいきます。その中でパソコン教室を皮切りに、シニアの方々が生きがいを持って楽しく生活できる環境づくりのお手伝いをしていきたいですね」

担当者より

初めてお会いしてから約1年が経ちました。最初の印象は真面目な方というイメージでした。今は真面目な中にもユーモアがあり、笑顔の素敵な兄貴のような存在です。 
また、毎月たくさんのセミナーに参加されてSNSを積極に導入されるなど、とても勉強熱心な方です。いつも素敵な笑顔で対応してくれる岡崎社長のいちファンとして応援させていただいています。 (山尾 祐介