クックビズ株式会社 藪ノ 賢次氏
代表取締役 藪ノ 賢次
企業HP http://cookbiz.co.jp/ 
サービスHP http://cookbiz.jp/
Twitter http://twitter.com/cookbiz

会社名 クックビズ株式会社
住所 〒530-0012 大阪府大阪市北区芝田2-7-18 オーエックス梅田ビル新館6階
電話番号 06-6533-4510
代表者名 藪ノ 賢次
設立 2007年12月
従業員数 10人
事業内容 有料職業紹介事業 食の専門校でのアルバイト・就職・転職 支援
飲食専門求人サイト http://cookbiz.jp/ 運営
採用代行等の人事・採用アウトソーシング有料職業紹介事業
求人広告の企画・制作

自社サービスを販売したいとの想いで2社目の起業

飲食店向けの人材サービスを行うクックビス株式会社。正社員やアルバイトの求職者と求人企業を結びつける転職サービスを展開するほか、飲食店専門の求人サイトを運営するなど、飲食業に特化した人材サービス事業を営んでいる。
「実はクックビズが2社目の起業になります。最初は通信端末の販売会社を起業していまして、社内事業だったクックビズ事業を別会社として独立させたんです。通信端末は他社商品を売る仕事なのですが、次第に自社の商品やサービスを売りたくなって。そんな時に生まれたのがクックビズのサービスなんです」

2社目の起業にもかかわらず、藪ノ氏がFirstStepを利用した理由をたずねた。
「最初の起業は、全部自分で手続きをしましたから、2社目はさらに短時間でできたと思います。でも、会社の日常業務があって会社設立に充てる時間が取れなくて。そこで会社設立のプロフェッショナルであるFirstStepにお願いしました」

FirstStepの存在はインターネット検索で知ったという。
「FirstStepも設立間もない頃で自分の立場とも重なったんです。実際に事務所を訪問してみると、皆さん人柄が良かった(笑)。あと、メールのレスポンスがすごく早かったのも好印象でした」
ネットで検索していた当時は、複数の会社に相談していた藪ノ氏だが、訪問後はFirstStepと起業準備を進めることに決めた。

自社サービスが浸透するのを実感して感動!

クックビズ株式会社 藪ノ氏クックビズは、クライアントである調理師専門学校で”学生のバイト先斡旋が大変”という話と、知人の(料理人)飲食店の店長から聞いた”優秀なアルバイトを採用したいが見つからない”という話が、藪ノ氏の中で一本の糸で繋がりスタートした。
「ビジネスのアイディアを思いつく人は多いでしょう。でも実現できるかどうかは、それを心底信じられるか、また本当にニーズがあるかどうかが重要です。私はクックビズのアイディアを信じて起業した結果、専門学校にもお店にも、そして学生にも喜んでいただくことができました。一番楽しいのは、問い合わせの電話や登録会に学生が集まってきた時。世の中に”クックビズ”の名前が着実に浸透していくのを実感する瞬間で、いつも感動していました」

起業してから、藪ノ氏はあることを体感した。
「起業すると、自分が変われば全部が変わるということを体感しました。サラリーマンでもあるでしょうが、そのスピードや変化の度合いが全然違う。そして、そのスピードや度合いが大きいほど私のワクワク感も大きくなる。こればっかりは起業した人だけが感じられることかもしれませんね」

家族の支持を得られずに、お客様の支持は得られない!

今後のクックビズの方向性についておうかがいした。クックビズ株式会社 商標登録証
「9月から動き出す東京(事務所)支店を軌道に乗せることが直近の目標です。長期的なスパンでは、現在大変厳しい状況にある飲食業界を復興したい、という思いがあります。働く人が誇りを持って働ける環境を整備する一助となれるよう事業を進めていきたいですね。海外展開ももちろん考えています」

最後に、起業を考えている人にメッセージをお願いした。
「いつかやろうと思っているといつまでも起業できません。独身であれば、どんな理由であれ、起業を考えているなら今すぐに起業することをおすすめします。でも、前述の”自分が変わればすべて変わる”という言葉と矛盾するかもしれませんが、案外人間って自分だけのためには頑張れないんです。私も今の奥さんと知り合ったのが起業のきっかけでした。そんな人生のターニングポイントで起業を決意するのも間違っていないと思いますよ」

ただ、起業するか悩んだり、反対があるなら起業はおすすめしないという。
「家族がいる人は悩むならやらない方がいい。まして、家族に反対されている人は絶対にやめるべきです。奥さんや家族の支持が得られないようでは、お客様の支持など得られませんから。家族の理解や支持が得られるほどの熱い情熱と冷静なマーケティング眼が、起業には必要だと思います」

担当者より

藪ノ社長とお付合いが始まり、かれこれ4年目になります。最初にお会いした際、初めて自分より若い方が相談に来たと非常に驚きました。(しかもご自身にとって2件目の会社設立)
最初からこの方の会社は一気に成長しそうだという予感がありました。一昨年あたりまでは紆余曲折がありましたが(笑)。それが去年あたりから急激なスピードで急成長しはじめ、毎月、数字のご報告にうかがう際にはいつもびっくりさせられています。これからも、僕の予想を超える成長スピードで成長し続けていただきたいです。 (小松 宣郷