代表取締役 熊丸 武一
HP https://www.rakuten.co.jp/spacelab/

会社名 合同会社サニーステップ
住所 〒578ー0981 東大阪市島之内2-3-1 フクヨシビル310号
電話番号 072-921-2436
代表者名 熊丸 武一
設立 2014年8月
事業内容 家具・インテリア用品の通信販売

自分ひとりの運営なら、なんとかなると目論んだ

楽天市場内で家具やインテリアを販売するECショップ『SpaceLab』を運営する合同会社サニーステップ。代表社員の熊丸武一氏によると、現在はウッディなヴィンテージテイストやデニムなどを使ったアメカジテイストのアイテムを中心に扱っている。
「オリジナリティを重視し、OEM的なオリジナル別注アイテムの製造・販売に力を入れています。もともとは、大阪でオフィス家具や文具の製造・販売を行うメーカーで文教市場やオフィス家具直販の部署で、やりがいを感じながら働いていました。しかし、いつか独立したいという想いがあり、40歳を過ぎた頃からパソコン教室やコンビニ、リサイクルショップなどのフランチャイズに加盟することを漫然と考えつつ、少しずつ準備を進めていたんです」

当時はやりたいことよりも、とにかく独立したいという想いが強かった、と語る熊丸氏。そんな時に文具メーカー時代の元上司が起業した会社に入社、非常に尊敬する人の元で、新規の事業立ち上げを経験し、自らのステップアップが出来たらということで、東京での単身赴任生活をスタート。約5年間働く中で、インターネットでオフィス改装に関するWebサイトの運営に加え、楽天などでECサイトを新規で立ち上げた。
「サイト立ち上げのほかにも、家庭用家具の仕入れ先を新規開拓するなど、新しいチャレンジをたくさんさせていただき感謝しています。ただ、売り上げ増に対して思うように利益が上がっていなかったのと、今後の自らのビジョンについて考えると、このままではいけない、自分ひとりで運営するならなんとかなるのではという考えもありました」

「話せばわかる」の気持ちで、真摯にクレーム対応

東京で起業準備をしていた頃から、起業サポートをしてくれる会社をインターネットで探していたという熊丸氏。まさにFirstStepとの出会いは、インターネット上を探索する中で見つけた。
「起業の相談やサポートなど、いろいろ対応してもらいました。特に、立ち上げにあたって日本政策金融公庫の創業融資を受けたいと考えていて、FirstStepさんにフォローしてもらうことで無事に融資を受けられた。これは本当に助かりましたね」

合同会社を選択したのは、創業時にできるだけ費用を掛けたくなかったから。
「今となっては最初から株式会社にしても良かったかな、とも思うこともあり、近いうちに株式会社への組織変更も考えています」

順調に成長を続ける『SpaceLab』の運営に取り組む中で、常に意識していることを尋ねると「お客様への対応をどれだけ大切にできるか」という答えが返ってきた。
「特にECショップはお客様の顔が見えません。だからこそ、何かクレームが発生した時は、メール1本で済ませずに電話で直接話すことが大切。メールの文面では電話するのが怖くなるほど怒っているように思えるお客さまも、電話で話せば案外お詫びの気持ちが伝わるもの。まさに『話せばわかる』の気持ちが大切だと思います」

再び営業の仕事で外回りをする日々をめざす

サイト上の写真ひとつにもオリジナリティを大切にする熊丸氏。これから起業しようとする人へのアドバイスをお願いした。
「やはり起業するまでの経験を生かして起業する方が、圧倒的に失敗する確率は低い。今思えば、私自身フランチャイズ加盟を考えていた頃は、起業に対する認識が甘かったので、思いとどまって本当に良かった。元上司の会社で約5年間、経営者に近い位置で仕事ができたことは、今の仕事がうまくいっている大きな理由のひとつ。本当に感謝しています」

今後の展開について話をうかがうと、『SpaceLab』をスタッフに任せられる体制づくりをめざす、と。
「今は私ひとりで『SpaceLab』の運営を行っていますが、スタッフに任せて運営する体制をめざします。もちろん売上が安定し、会社の基盤となれるレベルまで成長することが先決ですが(笑)」

『SpaceLab』が成長した暁には、「新しい事業の柱」を立てることをめざすという。
「メーカー時代に取り組んでいた、オフィス家具の提案&販売の営業活動に取り組みたいと思っています。実は私、外に出て人と話す営業の仕事が好きなんです。協力してくれる仕入れ先もありますし、新たな営業先のイメージもあるので、これを新しい事業の柱としたい。ぜひとも取り組んで成功させたいですね」

担当者より

サニーステップ様はFirstStepで設立され4期目を迎えており、 創業当時からは売上も年々拡大し急成長されています。
設立当初から今までさまざまな問題や経営課題などがあったと思いますが、 熊丸社長は常に利益が確保できているかなど、経営数字への意識が非常に高く、しっかりと月次の数字を捉えられているからこそ経営課題を克服されたのだと思います。
会社としてこれから第二のステージに突入されると思いますが、 熊丸社長のバイタリティーで会社を成長させていかれることが非常に楽しみです。これからも会計や税務はもちろんですが、 今後も様々な点から精一杯サポートさせて頂きたいと思っております。(下原 敬人)