代表 田中 志明
HP http://relyfitness.com/
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リリーフィットネスユナイテッド

会社名 合同会社リリー企画
住所 〒650-0023 神戸市中央区栄町通2-7-7 パンニャンビル
電話番号 078-325-1616
代表者名 田中 志明
事業内容 フィットネスクラブの運営

理想を探求し続けたら独立起業にたどり着いた

神戸・元町にあるフィットネスクラブ『リリー フィットネス ユナイテッド』を運営する合同会社リリー企画の代表社員・田中志明氏は、経営者でありながら現役のパーソナルトレーナーとしても活躍しており、中には15年以上のお付き合いになるお客さまも多数いるそう。
「もともと野球少年で、夢は当然プロ野球選手。高校も野球のスポーツ推薦で入学しました。でもそこで『上には上がいる』という現実を目の当たりにしたんです。3年間努力を重ねましたが、試合に出ることすら難しかった」

それでも野球に関わりたいと、高校を卒業して田中氏がめざしたのはスポーツトレーナー。
「でも、よくプロ野球選手がデッドボールの時に走ってきてスプレーするのがトレーナーという職業の人で、どんな仕事をするのかすら知らなくて。でも何となく『スポーツトレーナー=本場はアメリカ』というイメージが頭の中にあって、アメリカ留学できるトレーナー育成の専門学校を選びました」

専門学校入学後、実際にアメリカ留学して本場の技術を学び、帰国後は大手フィットネスクラブと契約してフリーのパーソナルトレーナーとして活動を開始した。
「ただ、大手フィットネスクラブは制約が多く、自分が思うような活動がなかなかできなかったのですが、それでも『お客さまにとって理想の活動とは』を追求し続けていました。そんな中でたどり着いたのが独立起業だったんです」

当時は機材や店舗の初期投資が大きいフィットネスクラブは大手企業の独壇場。田中氏は一度は出資者とともに開業直前まで計画を進めたものの頓挫。それでも諦めずに自己資金と借り入れで、現在の場所にフィットネスクラブを開業した。

効率良く効果を実感してもらうにはコミュニケーションが重要

FirstStepとの出会いは、フィットネス業界専門のコンサルタントからの紹介、と田中氏。
「法人化は社会的信頼なども考慮して最初から決めていました。また、法人化することで開業資金の融資を受けたいと考えていました。そこで、FirstStepさんに創業手続きに加えて融資も相談させていただいたんです。非常に厳しい条件でしたが、なんとか融資を実現できました。本当に親身になって一生懸命動いてくださり、FirstStepさんのおかげで融資が受けられたと今も感謝しています」

最大のハードルだった開業資金にメドを付けて無事に開業した『リリー フィットネス ユナイテッド』。田中氏がビジネスに取り組む上で大切にしていることについてうかがった。
「一番は『コミュニケーション』ですね。大手フィットネスクラブでパーソナルトレーナーをしていた頃、フリー利用のお客さまが何をして良いか分からないまま退会してしまうケースを数多く見てきました。そんなお客さまを減らすため、リリーフィットネスではスタッフから積極的に声を掛けることを標榜しています」

プロのスタッフのアドバイスに従う方が、より効率良く効果を得られる、と田中氏。
「アドバイスによって効率良く効果が出れば楽しいですし、楽しければ継続していただける。だからこそ、リリーのスタッフは積極的にコミュニケーションします」

フィットネスを通じ、神戸の街をより良くする一助となりたい

自分がフィットネスクラブを経営するなど考えてもいなかったと語る田中氏。スポーツトレーナーをめざしてきたが、ある時から体調がすぐれない方や高齢者の方を元気にする取り組みの方が、自分の存在意義ややりがいを感じるようになったという。そんな田中氏に、これから起業する人へのアドバイスをお願いした。
「やりたいと思ったら、何があってもやりきってほしい。私も何度か諦めるタイミングがありましたが、諦めるのが嫌だった。その想いだけで今があると言っても過言ではないかも(笑)」

最後に今後の展開についてうかがった。
「神戸の街に貢献すべく、事業を多様化させたい。ダイエットや筋肉を付けたいという人に食事面からアプローチする飲食店と、カラダを美しくみせるアパレルを展開したいですね」

フィットネス、飲食、アパレルの三本柱を通じて、神戸をさらに素晴らしい街に進化するための一助となることをめざす。
「男性はより仕事ができ、女性はより美しくなり、高齢者の方はより健康になるためのサポートをしていきたい。いつかそれが、子どもたちにとって安心安全な街づくりの一助につながると信じています」