代表取締役 中村 良之
HP http://www.benino.jp/

会社名 株式会社ベニーノ
住所 〒530-0003 大阪市北区堂島2-1-31京阪堂島ビル3F
電話番号 06-6940-7974
代表者名 中村 良之
従業員数 12人
事業内容 イタリア製のカプセルコーヒーの販売事業、カフェ展開事業、ファッション事業など

自分が売りたい・広めたいと思うモノだけを売るために起業

イタリア製のカプセルコーヒーの販売事業やカフェ展開事業、さらにはファッション事業など、さまざまな事業を展開する株式会社ベニーノ。代表取締役の中村良之氏は、もともと15年以上、流通コンサルタントとして日本や世界の企業と企業、企業と商品をつないできた。会社設立のきっかけは、お付き合いのある企業からの誘いだった。
「3、4年前、イタリア製カプセルコーヒーの販売をしないかと声を掛けられました。最初は遠慮するつもりでしたが、実物を見た瞬間にビビビッ!ときて、気がつけば契約を結んで輸入会社を設立していました(笑)。その後、アパレル関連の商材を扱うことになり商社的な機能を持つ会社として立ち上げたのがベニーノです」

現在、ベニーノでは韓国韓国大手企業のアパレルを中心としたライフスタイル事業『TREND-H』の日本展開、カプセルコーヒー『Italico』の販売事業、カプセルコーヒーを使ったカフェの展開事業、そしてiPadを用いたEC事業という4つの事業に取り組んでいる。
「『売りたい』『広めたい』と思う商品や事業だけを扱います。日本にはないもの、日本で埋もれている商品を世の中に送り出すという当社の使命を全うするために、これを最も重視しています」

モチベーションが『粘り』となり、事業を成功に導く

カプセルコーヒーとの出会いをきっかけに会社を設立し、さまざまな事業に取り組む中村氏。その行動力の根源にあるものは『自分がやりたいと思うことをやってみる』に尽きる。
「商品が売れるかどうかはやってみないとわからない、が私の持論。もちろん市場調査、マーケティングなどで売れる確率を上げることはできますが」

カプセルコーヒーを活用したカフェ事業に取り組む想い、それは『新しいカフェ文化を創る』ということ。
「すでにコーヒーショップは飽和状態かもしれない。だからこそ、カプセルコーヒーとカフェを融合させて新しいカフェ文化を創造したい、と考えて取り組んでいます」

そう語る中村氏に『やりたいことをやる』気持ちを支える力について聞くと、『褒め言葉』という答えが。
「すべての行動は、周囲からの『いいね!』『面白そう!』『それ欲しい!』という褒め言葉が力になります。私は、事業を成功させる秘訣は『粘り』だと思う。だから、成功する道を粘り強く探し続けるには、褒め言葉がモチベーションになる。周囲から褒められて伸びるタイプなんですよ(笑)」

100%思惑通りに進むビジネスは皆無で、必ず起こる想定外の困難を乗り越える力の源は、モチベーションしかないという。
「ビジネスを始めれば必ずどん底を経験します。そこから先にある成功を見るには、モチベーションを糧に粘るしかないのです」

同じ感性を持つ人との出会いの根源は想いの強さ

中村氏からの起業しようとする人へのアドバイスは、先述の『自分がやりたいと思うことをやってみる』という言葉だった。
「これは私の信条。だって人生は一度きりじゃないですか(笑)。それに、一瞬でも勝算があると考えたから『やりたい!』と思ったはず。モノやサービスは、完成が同じ買い手と売り手が出会えば必ず売れる。ただし、出会うには『やりたい』『売りたい』という想いの強さが大切なんです」

FirstStepとの出会いも、同じ感性を持つ人のつながりで生まれた。
「私の弟の知人がFirstStepで会社を設立しており、その方から紹介していただきました。FirstStepのIT技術を活用した会計サービスは、まさに時代や環境にマッチしていると思いますし、とても満足しています」

最後に今後の展開についてお話をうかがった。
「カプセルコーヒーを活用したカフェを店舗展開する事業を強化していきます。現在は大阪商業大学のキャンパス内にある1店舗のみですが、これから店舗展開を加速していきます。ただ、マニュアル化したFC展開ではなく、人の心づかいや信頼関係が介在する新しいスタイルの店舗展開にチャレンジしてみたいですね。当社オリジナルメニューのテイクアウトピザ『ピザリコ』と組み合わせて1,000店舗を目指します」

担当者より

中村社長とお付き合いが始まり、3年目になります。
最初にお会いした時から、常にパワフルで行動力があり、仕事を本気で楽しんでいらっしゃる印象でした。この社長であれば必ず会社は成長するだろうと思っておりました。
会社設立から3年ほど経ちましたが、会社はすごいスピードで成長しています。これからも私の予想を裏切るスピードで成長しつづけていくことを期待しております。(山尾 祐介