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代表 濱田 祐介
HP http://spice-karapincha.jp
HP http://karapincha.jp/
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Twitter http://twitter.com/karapinchaJP

会社名 カラピンチャ
住所 〒657-0838 神戸市灘区王子町1-2-13
電話番号 078-805-3039
代表者名 濱田 祐介
設立 2013年12月
事業内容 スリランカ料理の提供。
スリランカ産スパイスの輸入および販売。

スリランカ好きが高じてスリランカ料理店開業を決意

王子公園駅そばにあるカレーを中心としたスリランカ料理店の運営に加えて、スリランカ産のスパイスの輸入やインターネット販売などを行う『カラピンチャ』。代表の濱田祐介氏がサラリーマンを辞め、まったくの未経験でありながらもスリランカ料理店『カラピンチャ』を開いたのには、二つの理由があるという。
「独立前はメーカーでマーケティングを担当していました。好きな仕事でしたが、徐々に責任ある立場となってきたこと。もうひとつの理由は、僕の中で大好きなスリランカに関わる仕事がしたいという想いが膨らんだから。そこで、どうせ責任を負うならリスクもとって、大好きなスリランカ料理を日本の人に知ってもらおうと、飲食店を始めることにしました」

濱田氏のスリランカ好きは筋金入り。2004年に初めてスリランカに旅行して以来、何度も訪れており、2011年に勤め先の会社を退職したあとは、スリランカ国内のレストランで3カ月間修業した。
「最初はホームステイ先の家庭などで、家庭料理を教えてもらっていました。退職後のレストラン修行では、多くの経験と料理のコツを持ち帰ってきました」
帰国後、すぐにでも物件を決めて開店するつもりだったが、なかなか進められなかった。
「飲食店で働いた経験がないために自分の判断に自信が持てず、決断できなかったんです。そんな時に知人から紹介してもらったのが、王子公園駅近くで週1〜2回だけ借りて飲食店を営業できる場所でした」

自分に不足している飲食店経験を積むために始めてみると、これまでのスリランカ旅行の様子を伝えるブログを見ていた人が来店し、すぐ人気店に。濱田氏自身も王子公園周辺の地域が好きになった。
「地域に根を下ろしてゆったり商売をやるには良い場所だ、と思うようになりました。そんな時、運良く駅前の今の場所を借りるチャンスに恵まれ、トントン拍子でオープンまでたどり着きました」

スリランカを知ってもらい、好きになってもらいたい

karapi2自分が大好きなスリランカのことをもっと知ってもらおうと奮闘する濱田氏だが、オープン当初は会計面を中央会計に依頼する予定はなかったという。
「中央会計スタッフと幼なじみだったのが縁で、最初はブログやSNSなどのアドバイスをくれていました。私自身、1店舗だけの経理なら依頼するつもりはなかった。しかし、スパイスのECサイトを始めてから、もう少し経理面を強化したいと考えてお願いしました」

店を繁盛店にする上で大切にしていることを尋ねた。
「私が一番大切にしているのは『スリランカへのリスペクトや愛』。それが私のビジネスの軸になっています。だからスパイスの販売でも、インド産スパイスは自分が扱うべきじゃない。料理も同じですね」

スリランカをすべての経営判断の軸として事業を進めていく、と濱田氏。
「今は飲食店ですが、逆にスリランカに関連していれば、雑貨でも旅行サービスでもOK。自分が大好きなスリランカをもっと知ってもらえるなら、飲食店とは別の業態を始めても良いと思っています」

スリランカ料理を日本家庭の食卓に

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これから起業しようとする人にアドバイスをお願いすると、開口一番「自分の飲食店をやりたい人は、まずどこかの飲食店で働いておく方が良いですね(笑)」と、自らの経験をもとにしたアドバイスが。だが、長く続けたいならそれだけでは足りない。
「自分が生み出すモノやサービスに愛があるかどうか。もちろん利益は必要ですが、それ以上に譲れないこと、突き動かされる何かを見つけられるかどうかが重要。例えば、私の料理を『美味しい』と言ってもらえたら嬉しいですが、『スリランカに行ってみたい。本場で食べてみたい』と言われたら、さらに嬉しくなります」

最後に今後の展開についてうかがった。すると、夜営業やECサイトの強化など、やるべきことはたくさんあるが、スリランカ料理をもっと親しみのある料理にしたい、と濱田氏。
「日本の家庭の食卓にスリランカ料理を並べたい。そのためにスパイスをあらかじめメニューに合わせてキット化して販売したり、インターネットを通じてレシピ動画を提供するような取り組みをしたいですね」

スリランカ料理は素材を活かしたメニューが多いなど、日本料理との共通点も多い。
「タイ料理やイタリア料理と肩を並べるポテンシャルを備えている料理だと思います。『カラピンチャ』を通じて、もっとスリランカ料理を身近な存在にしたいですね」

担当者より

濱田様は、とても魅力的な方で、スリランカに対する愛と、人と人とのつながりに対する愛を、心から大切にされています。
今後の展望として、スリランカ料理をタイ料理やイタリア料理のように、気軽に誰でもご家庭で味わえるようにしていきたいという熱い想いをお持ちで、心を動かされます。
濱田様の”夢”を微力ながらサポートさせていただければと存じます。今後ともよろしくお願いいたします。(初瀬 健太)