代表取締役 友巻 正晴

会社名 G.G.ホールディングス株式会社
住所 〒541-0046 大阪市中央区平野町1-5-11
代表者名 友巻 正晴
事業内容 海外輸出入業務(インテリア、アパレル、その他関連商品)

ずっと自分の名前でビジネスをやりたかった

カーペットを主体としたインテリアグッズの輸出入といった貿易業務を行うG.G.ホールディングス株式会社。代表取締役の友巻正晴氏は、物流会社で働いていたが、会社の先輩が独立起業してカーペットの輸出入事業を始める時に誘われて貿易の仕事に関わるようになった。
「カーペットの輸出入に携わって、もう15年以上になります。主要取引国であるエジプトをはじめ台湾やインドネシア、中国など、世界中の国々を相手に、カーペットやインテリアグッズの貿易事業を行っています」

起業に対する意識は、物流会社で働いていた頃から持っていた。
「会社の看板じゃなくて、自分の顔と名前を看板にビジネスをしたいと思っていましたし、海外の友人からも『友巻は自分で会社を立ち上げてやった方がいい』とアドバイスを受けていました。人と人の人間関係の中でビジネスを展開したかったんです」

自分はサラリーマン向きじゃなかったかもしれない、と友巻氏。
「素直にイエスといわない部下でした(笑)。上司にしてみれば使いにくい部下だったと思います。自分の顔でビジネスをするよりも、会社の看板の方が楽ですから。でも、それでは満足できなかった。常にビジネスに自分の存在を残したかったんです」

起業に必要なのは『周到な準備』と『思い切った決断』

起業するには周到な準備と思い切った決断が必要だという友巻氏。
「私は50歳で起業したいと考えていました。お世話になった会社のオーナーともいつか独立起業という話をしていましたし、経理の勉強などもしていました。そうした周到な準備をしながら機会をうかがっていたんです。そして、あとはタイミングだけ……というところで、最終的には海外の友人たちが背中を押してくれ、会社のオーナーもOKを出してくれました。あとは決断して起業に向けてひた走るだけでしたね」

すぐに起業への最終準備に動き出し、会社設立のサポート会社をインターネットで検索した時、FirstStepと出会った。
「7社ぐらいピックアップして、すべての会社を訪問しました。最終的にFirstStepを選んだ理由は、会社訪問時の雰囲気が良かったからです。あと、資金調達の相談に誠実な対応をしてくれるところを選ぶつもりでした。そういった点でも私が欲している事を素早く理解してくれたので決めたんですよ」

起業時はすべきことや考えることが多くて、ナーバスになりがちだったという友巻氏。そんな時でも自分のやるべき事に集中できたのは、FirstStepのサポートがあったからだという。

詳細なビジョンこそ、起業成功には必携

今後、起業することを考えている人にアドバイスをお願いした。
「これからはドンドン起業するべきです。ひとつの会社にしがみつくような時代じゃありませんし、そんなことでは日本経済は良くなりません。ただ、しっかりと自己分析をして組み立てた詳細なビジョンが絶対に必要です。そこまでやれば、あとは決断してアクションするだけです」

ビジョンを作るには自分の人生に展望を持ち、それを人生観としてしっかりと見据えることが必要だという。
「起業後、想定外のことがたくさん起こるでしょう。私も『このまま発注が来ないのではないか』なんて臆病な気持ちになることもありました。でも、しっかりした人生観に裏打ちされたビジョンがあれば、根本がブレることはありません」

経営者は臆病であっていいという友巻氏。ただし、最後は楽観的じゃなければならない、とも。
「最悪を想定して準備しながら、それを避ける方法も考えるのが経営者。ただし、最後は『なんとかなるさ』と楽観的に考えることも経営者には必要だと思います」

最後に将来についてお話をうかがった。
「常にプロであり続けること、それが私に関わった人に満足を提供する唯一の方法です。また、海外で仕事をしていると、日本の素晴らしさを改めて感じるんですよ。今後は日本の良いモノを海外に紹介していきたいですね」

担当者より

起業相談に来て頂いた時、詳細な事業計画と明確なビジョンをお話いただいたのを覚えております。起業からお付き合いさせていただいていると、いつも明るくユーモアたっぷりの友巻社長は、たくさんの方から愛されているんだなぁと多々感じます。
きっとこれが業績が計画をグングン上回っている秘訣だと思います。
社長の経営への姿勢、お客様や社員の方に対するブレない信念、そして『いけます、いけるでしょう!』という社長の決断力、 とてもかっこいいです。
これからG.G.ホールディングスさまがどんどん発展されることを確信しております! (澤 和樹