こんにちは!!FirstStepの植田です!! 😀 ★

みなさん!突然ですが創業前、創業後で経営者が一番に悩まれることというのは、なにかご存知ですか?

それは、「人」と「資金」についてです。
特に、「資金」について悩みを抱えられている経営者は多いようです。。

そこでみなさん、「資金計画書」というのをご存知でしょうか?

「キャッシュフロー計算書」や「資金繰り表」はご存知な方が多いかと思います。
これは、過去にどういうお金の流れで取引をしてきたかをまとめた表ですね。

では、これから先どのようなお金の流れで取引をしていけばいいのかを計画する表も、欲しくなりますよね~。
それが、「資金計画書」です。

資金計画の必要性

創業して1年目で30%の会社が倒産し、5年目にして85%もの会社が倒産するというデータがあります。

会社の倒産で、大きな原因になるのは、資金がまわらなくなることです。

利益が出てても、お金がまわらなくて倒産することがあります。
今年500万円利益が出たからといって、通帳に500万円増えることはほぼないということです。
例えば、

                         手元のお金は130円

  1日: 100円で商品を仕入れる     100円を支払う

                      ↓

10日: 150円で商品を売り上げる    「集金は来月でいいよ」と約束

                      ↓

 31日: ★決算日到来★
     150円-100円=50円の利益   130円-100円=30円のお金

利益は50円増えていますが、お金は100円減って、30円しか残っていません。
もし、利益が50円あるからといって、50円の仕入取引を売上代金回収日前までに行うと、破綻することになってしまいます。

つまり、

利益が増えても、お金が減っていくことがあります。

       ↓

利益とお金の動きは違うからです。

       ↓

この違いを理解しておく必要があります!

利益とお金がズレる要因

利益とお金がズレる大きな要因は、以下の3つです。

・売掛金…商品は引き渡すが(売上を計上)、お金はまだ受け取っていないもの

・買掛金…商品は受け取るが(仕入を計上)仕入は計上されるが、お金はまだ支払っていないもの
   利益は動くが、お金は動いていない

・在庫(お金がものに変わっただけ)
   利益は動いていないが、お金は動く

このように、手元のお金と利益とのギャップが生まれることがあるので、
通帳だけを見て経営することが一番怖いということを認識してください。
(通帳の数字は儲かっているかの基準ではない)

この、利益とお金のズレを一目で確認できるのも、「資金計画書」です。

「資金計画書の作成の仕方」については次週のブログでお伝えしたいと思います!

それでは、次週のブログもお楽しみに~!