代表取締役 木原 弘勝

会社名 株式会社娯楽総合研究社
住所 〒556-0014 大阪市浪速区大国3-9-27
電話番号 06-6634-1755
代表者名 木原 弘勝
設立 2009年8月
従業員数 3人
事業内容 ぱちんこ遊技機等の販売業務、
遊技場経営全般に関わるコンサルタント業務

お客様の言葉が起業の原動力に

パチンコ台をはじめとしたパチンコ店が必要とする機材の販売や買取を行う株式会社娯楽総合研究社。代表取締役である木原弘勝氏の話を聞いていると、モノの売買にとどまらない幅広い業務内容だと感じた。
「パチンコ台メーカーも直接販売を行っていますから、我々のような中間業者は、メーカーにはない強みがないと生き残れません。当社の強みは、中小パチンコ店を経営するお客様に対する情報やアドバイスの提供です。新しいパチンコ台や業界全体、さらには人気店の様子など、提供する情報は多岐にわたりますね」

もともとパチンコが好きで、関連する業界で働いていた木原氏。
「昔はパチンコ店を作れば儲かる時代でした。でも、今は新台入れ替えのタイミングをひとつ誤れば、即閉店に追い込まれかねないほど厳しい競争の時代。中小のパチンコ店でも店を維持するためには情報と戦略が必要なんですが、それを持ち合わせていません。ですから、私たちが提供する情報やアドバイスがお店の命運を左右しますから、責任は重大です」

だが、仕事はパチンコ店の営業が終了する夜からパチンコ店の休みがないから休日が取れない。そんなハードワークに加え、勤める会社の方向性が変わることもあり、退職することに。
「最初は起業するつもりは全然なく、海外で語学を勉強しようかなんて考えていました。でも、お客様から『辞めるのは寂しい。もう少し頑張って続けて欲しい』と言ってもらって。じゃあ、自分で会社を立ち上げてやってみようと考えたんです」

「誰かの役に立つ」ことがやりがい

きちんと信頼していただけるようにと考えて法人設立を目指した木原氏。法人の設立サポートについてパソコンで検索している時に出会ったのがFirstStepだった。
「FirstStepはまず価格面でトップクラスの安さでした。それと、FirstStepの社長とお話をさせていただくた際に、同世代でとても人間的魅力を感じたんです。それでお願いすることにしました。ビジネスでもフィーリングや人間性を重視していますね」

『人間関係』を大切することに仕事もプライベートも関係ない。
「相手との関係を構築するには、相手を思う気持ちが必要です。それがないと、相手どころか自分の責任を自覚することもできませんし、やるべきことすら見えなくなってしまいます」

木原氏にとっては、お客様との人間関係がきっかけで起業しただけに、一層その部分が自身のよりどころになっているのかもしれない。仕事に対するプライドや責任は、お客様の笑顔のためにあるという。
「人が仕事をする動機はいろいろあります。私の場合は『自分が誰かの役に立ちたい』という想いですね。私がお手伝いすることでお店が立ち直ったり良くなる……何よりお客様の笑顔や頼りにされていることが、生きがいでありやりがいです」

起業には『覚悟』と『継続』が必要!

これから起業を考える人へのメッセージをお願いした。
「起業するなら覚悟を決める必要があるということと、『継続は力なり』が大切であるということ。何事にも当てはまりますが、諦めてしまったらそこで終わり、やると決めたら毎日頑張って継続することです。そうすれば、私の経験では予想外の良い結果がもたらされることが多かった。私はこのふたつを肝に銘じて日々の仕事に取り組んでいます」

さらに、娯楽総合研究社が目指す目標について尋ねてみた。
「身近な目標で行くと、スタッフの給料をもっとアップしたいですね。あと、今はパチンコ店のお手伝いをさせていただいていますが、夢は日本全体が楽しく暮らせる国にするお手伝いができればと思っています。社名も漢字が並んで仰々しい雰囲気ですが、実はそんな想いを込めて名づけたんですよ」

掴み所のない大きな話のように感じるが、実現への道のりはいたってシンプルだと木原氏。
「どんな問題や困難も『笑顔』があれば解決できると思っています。だから、世の中に笑顔を生み出す企業になりたい。遊園地を運営しておられる企業なんて、すごく憧れますね」

最後にご自身の夢を尋ねると、とっても身近な回答に、思わず笑顔で頷いてしまった。
「丸一日休んで寝てみたい。一泊二日で旅行に行けたらもう最高です(笑)」

担当者より

法人設立後から担当させていただいて3年が経ちます。
木原社長は、起業後直後から会社の経営状況を常に意識して行動されています。同時に、毎月の実際の数字と木原社長の頭の中の感覚が一致するまで突き詰めて考えておられます。
また、木原社長の電話応対の様子を拝見していると、常にお店の方への成果はもちろん、来店されるお客様に楽しんでいただきたい、という想いを感じます。社員の方々がとても楽しそうに働いておられる姿を拝見していると、益々成長されるだろうと確信しております。
これからも末永くよろしくお願いいたします。 (大田 晶子