代表取締役 南 篤志
HP http://riseservice.co.jp

会社名 株式会社ライズサービス
住所 〒530-0001 大阪市北区梅田1丁目11番4号大阪駅前第4ビル9階 923-448号
電話番号 06-6105-1913
代表者名 南 篤志
設立 2010年6月
従業員数 10人
事業内容 1.コンピュータシステムの企画、開発、設計、販売並びに保守
2.インターネットのホームページ作成、企画、立案及び運営
3.ITコンサルティング業務
4.特定労働者派遣業務

事業拡大のために法人化

業務系ソフト開発やシステム開発、Webサイト制作などの事業を行う株式会社ライズサービス。代表取締役の南篤志氏は、就職したシステム開発会社が1年で倒産するなど、社会人生活のスタート当初は波瀾万丈だった。
「会社が倒産したことで、早く独立起業しようと心に決めました。その時、将来の独立には技術よりも人脈が必要だと考えたんです。そこで、エンジニア派遣の会社に所属し、派遣スタッフとしてさまざまな会社で働きました」

2年ほど掛け、働きながら人脈を構築した南氏は、24歳で個人事業主として独立。
「培った人脈が役に立ち、仕事も順調でした。順調すぎて、数年後には仕事量が自分一人で対応できる限界に近づいてしまって。そうなると、今度は時間的にも肉体的にも近づいてくる限界に、どう対応するかが課題になってきたんです」

そんな時、高校の同窓会で同じ境遇のシステムエンジニアに出会って意気投合し、一緒に会社を設立することに。
「幸せなことに仕事はある、ならば会社を作って本気で事業拡大を目指そう、と。でも会社の作り方を知らないし、時間もない。そんな時、ネット検索で最初に見つけたのがFirstStepでした。問い合わせメールを送ると、担当者の方から丁寧すぎるぐらいのメールが届いて、ここまでされたらお願いするしかないな、と(笑)」

スタッフの成長が自分の成長の証

二人とも個人事業主としての実績を積み重ね、売上ベースもある程度確保できている中での法人化で、不安はなかったという。ただ、法人化したことで意識や行動が大きく変化したそうだ。
「個人事業主時代は、自分のことだけ考えれば良かった。でも今は、会社やスタッフの成長が最優先ですし、それらが自分自身の成長につながると考えています」

そう語る南氏にとって、目下のテーマはスタッフが成長できる環境をいかに用意するか、だ。
「スタッフの成長をサポートするのは本当に難しいですね。この厳しい業界で生き残るためにも、スタッフ一人ひとりがプロジェクト全体を把握しながら業務を遂行できる人になることを期待しています」

そうした優秀なスタッフを採用することも、現在の南氏にとって大切な仕事のひとつだ。
「最近は、人材も紹介が多いですね。ここでも人脈が生きています。自分の身は自分で守ろうという危機感を常に持ち、当社を踏み台として使ってやろう、というぐらいの気概の持ち主がいいですね(笑)」

確固たる目標が力の源になる

これから起業を考えている人へのアドバイスをおうかがいした。
「基本的には『為せば成る』ですね。何事もやってみないと始まらない。でも、ただやるだけでは成功しない。しかも、起業後の不安ばかり考えていると絶対に起業できません。『自分の起業では悪いことは起こらない』ぐらいの楽天的な気持ちが必要かと。まぁ、実際には必ず起こるんですが(笑)」

では、実際に起こってしまった問題や壁は、どう乗り越えるのか。
「しっかりとした目標を持つことですね。その目標を達成するために、という気持ちがあれば大抵は乗り越えられます。今の私にとって、その目標は『本格的に受託開発事業を軌道に乗せる』ということ。受託事業が軌道に乗れば、一人前のシステム会社だと思っています」

そのためにも、スタッフ一人ひとりが一人の技術者として生き残れる技術力を身につけて欲しい、と南氏は願っている。
「一人で仕事全体を完結できる技術を当社で身につけたら、ぜひ独立起業してほしい。そして一緒に仕事をしたい。いつかそんなスタッフを育てたいですね。私の一番の仕事は、そのためにもスタッフが成長できる環境を整えてあげることだと、改めて実感しています」

担当者より

南社長は、インタビューでもおっしゃっていた通りスタッフさんの成長を考えておられます。お客様からの信頼も厚く、スタッフの成長のために協力を惜しまない南様は、本当に素晴らしい社長です。
法人化して丸3年が経ちましたが、順調に業績を伸ばして新しいプロジェクトも始めておられます。今でも進み続けられる理由をうかがった時には「なるほど」と思いました。
これからもライズサービス様の目標を達成するためのお手伝いをさせていただきたいと思いました。(元村 仁美